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【NBA】スリーポイントは1試合に何本打つべきか

NBAにおけるスリーポイントの重要性は高まっている。

最近ではステフィンカリーがシーズンのスリーポイント成功数を更新し、キャブスが1試合の成功数を更新したりしている。

実際に各シーズンのリーグ平均を見ると、スリーポイントの数はかなり増えていて10年前と比べると1試合あたり10本も増えている

www.basketball-reference.com

ただし、成功率は約35%と昔に比べて上手くなっている訳ではない。

では成功率が変わらないこの状況でスリーポイントの本数が増えているのは理にかなっているのか?

今回はそれを検証する。

 

 

検証の準備

まずは検証を容易にするために以下のことを仮定する。

・1試合で約90本のシュートを打つ機会がある

・2ptシュート、3ptシュートの成功率はそれぞれ50%、35%する。

2ptシュートにはゴール下でのシュートからミドルレンジでのシュートまで含まれるので、この条件では考慮出来ていない点が多いが、今回は気にしない。

検証は以下の手順で行う。

1.1試合の90本のシュートの内、2ptシュート、3ptシュートの本数を割り振る

2.10000試合分の得点を算出して、1試合の平均を求める

実際には以下のC++で実装したプログラムを使用した。

for(int a = 0; a < 90; a++)  {
  for(int i = 0; i < 10000; i++)
    {
    for(int j = 0; j < a; j++)
      {
      if(Randum(1) < 0.35) score = score + 3;
      }
   for(int j = 0; j < 90; j++)
     {
     if(Randum(1) < 0.5) score = score + 2;
     }
   }

 

検証結果

以下に結果を示す。

f:id:TCDumplings:20170324053656p:plain

3ptシュート数:0本、90.04点

3ptシュート数:90本、94.76点

このグラフから分かる通り、3ptシュートは打てば打つほど1試合の得点数は増えることが分かる。

つまり最近の傾向は理にかなっていることが分かる。

ただし、リーグ平均から外れるとそうならない

例えば、今シーズン大躍進しているヤニス・アデトクンボ (Giannis Antetokounmpo)

2m11cmと大柄ながら、素晴らしい身のこなしとスピードを誇る次世代のスター。

彼の今シーズンの成績を見ると、2ptシュートの成功率が56.7%、3ptシュートの成功率が28%。

この数字を使って計算すると以下の結果が出る。

3ptシュート数:0本、75.60点

3ptシュート数:90本、102.18点

つまり、3ptシュートは打たない方が良いことが分かる。

 

まとめ

 かなり簡易的な検証だったが、面白い結果が分かった。

・リーグ平均の成功率なら3ptシュートはなるべく打った方が良い

ヤニス・アデトクンボ並の成功率なら2ptシュートをなるべく打った方が良い

今後も3ptシュートの数は増えていくのか?

楽しみにしておこう。

 

 

 

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