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【MLB】データから考えるダルビッシュの球数低減案

レンジャーズのダルビッシュ選手が今シーズン好調だ。

 

日本時間4月30日のエンゼルス戦でも6回2失点10奪三振の力投で今シーズン3勝目をあげている。

 

ただ球数は今シーズン全選手中最多の123球を記録。

 

もともと奪三振と四球が多いため球数は多いダルビッシュ選手。

 

現在の状態でもリーグのトップクラスの成績を残しているが、より高みを目指すには球数を減らし、より長いイニングを投げて欲しい。

 

そこで今回はデータから球数を減らす案を提案する。

 

 

現状

まずはダルビッシュ選手の投球の現状を見ていく。

 

奪三振率は9.54と例年比べるとやや悪い数字だが、全体で25位なのでやはり高い数字と言える。

 

四球率は3.96とこちらも例年位比べて悪い。

 

ではなぜこの2つの指標が悪化しているのだろうか?

 

それはストライクゾーンのスイング率にあると考えられる。

 

ダルビッシュ選手と対戦したバッターのストライクゾーンスイング率は57.1%

 

これは全体で6番目の低さだ。

 

ストライクゾーンスイング率が低いのには2つの理由がありそうだ。

 

1つ目は良いコースに決まって見逃しが多いこと。

 

今日の試合でもアウトコースに素晴らしいストレートを投げ、見逃しを奪うシーンが多かった。

 

2つ目は打者が四球を狙っていること。

 

ストレートの力が増したダルビッシュ選手に対して際どい球をヒットにするのは難しいため、ストライクゾーンに来ても容易に振らないことが多い。

 

つまり追い込まれるまではかなりゾーンを絞って対応されていると言える。

 

またもう一つの課題はスライダーがかなり警戒されていること。

 

その球種を100球投げた場合に平均と比べてどのくらい失点を減らしているかを示す、wX/Cという指標がある。

(Xには球種が入る、例えばストレートの場合はFA、スライダーの場合はSL)

 

サイヤング賞投票で2位に入った2013年のSL/Cは2.72で全体4位

 

昨シーズンまで毎年2.5以上の素晴らしい成績を残していたが、今シーズンは1.24

 

実際の投球を見ると分かるが、外角の良いコースに投げてもなかなか振ってもらえないことが分かる。

 

以上より現状の課題は以下の2つ。

 

1.ストライクゾーンの球を振ってもらえていない。

2.スライダーがかなり警戒されている。

 

この2つの課題を解決する案を提案する。

 

球数低減案

例年のシーズンと違うのはスライダーより強力な球種が2つあること。

 

それはカットボールとチェンジアップ

 

wCT/Cが2.82、wCh/Cが2.79とスライダーの約2倍の威力を誇っている。

 

さきほどの2つの課題を解消するにはストライクゾーンにどんどん投げていけば良い、と単純には考えらえるがそれが通用するほど甘くはないだろう。

 

そこでカットボールとチェンジアップを活用して欲しい。

 

現在のダルビッシュ選手のカットボールであれば多少甘いコースに投げても打ち取れる

 

また、チェンジアップをストライクゾーンで使うことで、縦方向+緩急でも勝負できる

 

この2球種でストライクを稼げるようになれば、スライダーの威力も復活するはずだ。

 

まとめ

今回はデータを使って生意気にも球数低減案を考えた。

 

今のスタイルは見ていて本当に興奮させられるが、もっと長い時間ダルビッシュ選手を見ていたい気持ちもある。

 

研究熱心なダルビッシュ選手が今後モデルチェンジを行うのか?

 

1ファンとして非常に楽しみだ。

 

 

 

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