NBAも開幕して2ヶ月ほど経過し、移籍した選手達のチームへの馴染み具合も明らかになってきた。
その中で最も注目された選手の1人と言えばカイリ―・アービング選手だろう。
昨年と変わらずハイライトプレーを連発しているが、スタッツ的に見ると今シーズンの成績はどうなのか?今回の記事で紹介する。
昨シーズンとの主要なスタッツの比較
まずは出場時間とシュートに関するスタッツを見ていく。
Season | Age | Tm | G | MP | 3P | 3PA | 3P% | 2P | 2PA | 2P% | eFG% | PTS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016-17 | 24 | CLE | 72 | 35.1 | 2.5 | 6.1 | 0.401 | 6.9 | 13.6 | 0.505 | 0.535 | 25.2 |
2017-18 | 25 | BOS | 26 | 31.9 | 2.3 | 5.8 | 0.388 | 6.6 | 12.1 | 0.548 | 0.559 | 24 |
まず注目なのが1試合あたりのプレー時間。
昨年は1試合あたり35.1分のプレー時間と、かなりのハードワークだった。
それに対して今シーズンは1試合あたり31.9分でかなり負担が軽減されている。
その結果シュート数自体は減っているが、得点数はほぼ横ばい。
フィジカル的な負担が減ったことで、より正確にプレーが出来るようになったと考えられるだろう。
ヒートマップからみる進化
次に昨シーズンと今シーズンのヒートマップを比較してみよう。
2016-2017シーズンのヒートマップ
2016-2018シーズンのヒートマップ
大まかな傾向は一緒だが、気になる点は2つある。
まず1つ目は、ゴール下シュートの割合が大幅に増えていることだ。
レブロン選手が居たキャバリアーズからセルティックスに移ったことで、ドライブを仕掛ける回数が増加。
結果としてゴール下でのシュートが増えたと考えられる。
2つ目はミドルレンジのシュートの増加。
昨シーズンには無かったゴール左寄りのミドルレンジのシュート割合が増加している。
これもドライブを仕掛ける機会が増加したことで、相手をクロスオーバーで置き去りにし、フリーでミドルレンジのシュートを打つ機会が多くなったと考えられる。
(動きがキレキレ)
上記2つの変化によって、2ポイントシュートの成功率が向上している。
まとめ
セルティックスに移籍したことによってチームの第1オプションとなったアービング選手。
それに合わせる様にドライブを多く仕掛け、よりペイントエリアで勝負するように進化していたことが分かった。
チームが好調を維持し、得点数を稼いでいけば初のMVPも見えてくるかもしれない。

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