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【MLB】遂に開花した本格右腕ゲリット・コールをデータで分析!

MLBにおいて最高の投手は誰だろうか?

近年この問いに対する答えは、マックス・シャーザー選手であり、クレイトン・カーショウ選手だった。

今シーズン、最高投手の候補に名乗りを上げた選手が居る。

それはゲリット・コール選手である。

2011年のドラフト全体1位でパイレーツに入団して以来、常に期待されてきたが遂に今シーズン大ブレイク

ここまで、防御率FIP・WARで全体1位と結果・内容ともにMLB最高レベルになっている。

今回の記事ではコール選手の進化をデータから分析する。

三振率と与四球率が大幅の良化!

今シーズンのコール選手の進化が最も表れているのが奪三振率と与四球率。

本格的にMLBデビューを果たした2013年からの奪三振率と与四球率の変化を見てみよう。

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シーズン途中であるが、過去最高の奪三振率9.0を大幅に超えて13.66を記録している。

加えて、与四球率はこれまで通り低くく(現状1.91)、結果としてK/BB(1つの三振に要する与四球数、投球内容の良さを示す)は7.17と先発投手としては最高レベルになっている。

この投球内容の進化を探るために、より詳細なデータを見ていく。

 

投球割合を変えることで全ての球種が良化!

コール選手の主な持ち球は、フォーシーム・スライダー・カーブ・チェンジアップ。

特に、平均96mphのフォーシームと縦に大きく割れるカーブには定評がある。

ここでシーズン毎の球種の投球割合を見てみる。

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一目で分かるのが今シーズンのフォーシームの割合の減少とスライダー・カーブの割合の増加

本人の意識の変化、アストロズに移籍したことでキャッチャーが変わったことが要因だろう。

この割合の変化によって、全ての球種が良化している。

シーズン毎のwXX/C(XXの球種でリーグ平均に比べて何点抑えているかを示す指標)を見てみよう。

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このグラフの通り、フォーシームが大幅に良化し、スライダー・カーブも球界平均を上回っている

フォーシームの割合を減らし、スライダー・カーブの割合を増やすことで、緩急と横の幅を広げることに成功し、全ての球種が良化したと考えられるだろう。

 

まとめ

ここまでリーガーNo.1と言える活躍を見せているコール選手。

LOB%(残塁率)が85.4%と通年より高いのはやや気になるが、xFIPが2.25なので成績が悪化したとしても、リーガー最高レベルであることは間違いない

アストロズという強豪チームでどこまで飛躍するか、非常に楽しみだ。

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