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【海外サッカー】UCL優勝!3冠を達成!フリック監督就任後のバイエルン・ミュンヘンはどう変わった?

リスボンに集まって短期間で優勝を争った今年のチャンピオンズリーグ

例年とはまったく異なる形式の中、試合のレベルは非常に高く、特にインテンシティは格段に高かった印象を受けた。

そんなチャンピオンズリーグを制し、ブンデスリーガDFBポカールと合わせての3冠を達成したのがバイエルン・ミュンヘン

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https://fcbayern.com/jp/club

シーズン開始直後は不安定だったバイエルン・ミュンヘンだが、フリック監督の就任以降圧倒的な強さを見せた。

そこで今回の記事では、フリック監督の就任前後のデータを分析することで、フリック監督がどのようにチームを変えたかを検証する。

 

フリック監督の就任前後のデータ比較

ブンデスリーガの公式サイトから取得できるデータを各節毎に集計した。

https://www.bundesliga.com/en/bundesliga/matchday/2019-2020/1

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集計したデータ一覧

このデータからフリック監督の就任前後でのデータを比較していく。

まずは1試合あたりの平均得点と平均失点。

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得点も失点もフリック監督の就任後の方が良い結果となっており、特に失点数は1点近く減らしている。
 

 

次にチームのプレースタイルに関する指標を見ていく。

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では、得点・失点を改善した要素はなんだろうか?
これらの指標に関してはフリック監督の就任後もほぼ変わらない。

 

その答えの1つがスプリント数にある。

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つまり、走る距離や回数を純粋に増やすのではなく、スプリントすべき場面でスプリントをしていたことが伺える。
走行距離とスプリント数のデータを見てみると、走行距離はほぼ変わらない中で、スプリント数がかなり増えていることが分かる。

この結果、守備でも相手へ素早くプレッシャーをかけることが出来るようになり、失点数を1点近く減らせたのではないだろうか。

 

今回の検証から見るMVP

今回の検証から、フリック監督の就任後のバイエルン・ミュンヘンの躍進は「スプリント」が要因であることが分かった。

これはもちろんチーム全員の成果ではあるのだが、1人MVPを選ぶとしたらアルフォンソ・デイヴィス選手になるだろう。

 

チーム1位、リーグでも4位の915回のスプリントを記録したデイヴィス選手。

1試合あたりでは約39回のスプリントになり、これはリーグでもトップの記録だ。

元々はウイングとして期待されていたデイヴィス選手をサイドバックのレギュラーに定着させたフリック監督も見事としか言いようがない。

 

最後に:来季の対抗馬

今回の検証を行うにあたりバイエルン・ミュンヘンの全試合のデータを確認したのだが、フリック監督就任後は結果だけでなく試合内容でも相手を圧倒していることが分かった。

来シーズンもバイエルン・ミュンヘンの強さには変わりないと思われるが、そこに対抗できる可能性があるチームはどこか?

個人的にはRBライプツィヒだと考えている。

今年もチャンピオンズリーグでベスト4に進出している ので今更感もあるが、バイエルン・ミュンヘンとの対決でも今回注目した「スプリント」や「ボール支配率」でほぼ互角だったので、来シーズンはブンデスリーガでもより良い結果を残して欲しい。